水曜日のティータイム

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好きなことや日々の雑感などを書いてます。関西在住です。最近はインコと編み物にはまっています。

読書初心者におすすめのおもしろかった小説20冊


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ここ2〜3年読書から離れてましたが、最近また図書館に通うようになりました。だけど、読書家ではないです。月に1〜2冊ぐらいしか読みません。全く読まない月もあります。でも本は好きなのです。

 

おもしろくないなと思うと途中で飽きちゃって最後まで読めなかったりするので、こんな私でも最後まで読めそうな本を選んで読むようにしています。

 

なので、話題になった本やベストセラーばかりのチョイスになりますが、読書初心者の方の参考になればと思いまとめてみました。

 

順不同。思いつくままです。

 

 

 

 永遠の0

 

現代を生きる青年が特攻隊で死んだ祖父の軌跡をたどる話で、当時の祖父を知る人が語り手となって物語が進みます。「臆病者」と罵る人もいれば、「天才」と言う人もいる。次第に明らかになっていく祖父の人間像が魅力的で興味深く、おもしろいです。ミステリーっぽい要素もあるので、戦争ものが苦手な人も一度読んでみてほしいです。

 

 

 

風の中のマリア

 

主人公は「オオスズメバチ」です。働き蜂に生まれたマリアの生涯を描いています。みなしごハッチのようなのほほんとした昆虫物語ではなく、社会で働くビジネスパーソンと通じるものがあり、帝国(巣)の栄枯盛衰は戦時中の日本や江戸幕府とすこし重なります。なんとなく映画版のナウシカを彷彿とします。共通点はないんだけど、なんとなく。

 

 

 

コインロッカー・ベイビーズ

 

好き嫌いが分かれるかもしれない。生々しい描写もあるし、読んでいて気分が悪くなるところもあるけど、なぜかすごく引き込まれる。コインロッカーに捨てられた男の子「キク」と「ハシ」の物語です。全体のストーリーはリアリティがないのに、キクとハシの感情の描写はリアルです。何がおもしろいのか一言では言えないし、あまり人にお勧めできる内容ではないけれど、とにかく衝撃的でした。

 

 

 

アヒルと鴨のコインロッカー 

 

やられたー!と思いました。「ブータン人」「ボブ・ディラン」「本屋襲撃」。これらの単語から軽い感じのオシャレ小説かと思ったら、不思議なミステリー小説でした。主人公が本屋を襲撃する現在の話と、2年前のある事件が交差してひとつにつながる。謎が解けたときの爽快感というか衝撃が半端ないです。小説ならではのトリックがあるので、映画やドラマでは味わえないおもしろさがあります。

 

 

 

白夜行 

 

文庫本の余りの分厚さに読みはじめるのを躊躇してしまいますが、読みだすとぐいぐい引き込まれます。主人公はある殺人事件の被害者の息子と容疑者の娘の2人ですが、主人公の行動が他の人から見た視点で書かれているので2人の心情はわかりません。淡々と描かれている2人のまわりで起こる出来事が、すべて後半の伏線になっています。不思議な構成のミステリーです。

 

 

 

アルジャーノンに花束を

 

知的障害を持つ主人公が手術で知能が上がっていく話です。この説明だけだとおもしろくなさそうですが、おもしろいのです。物語は主人公の「経過報告」を読む形で進んでいくので、はじめはひらがなだらけのつたない文章が続きますが主人公の知能の向上とともに文体が変わっていきます。それによって主人公の感情の変化がリアルに伝わってくるのでどんどん引き込まれます。天才になって得たものもあれば失ったものも多く、切ない結末になっています。

 

 

 

砂の女 

 

ある1人の男が行方不明になった。砂に埋もれた一軒家に働き手として閉じ込められたのだ。逃げ出そうと必死にもがく男と、一緒に暮らす女と、逃亡を阻止する村人の不思議な人間関係。読んでいるととにかく喉が渇く。おもしろいです。

 

 

 

博士の愛した数式 

 

80分しか記憶がもたない「博士」と家政婦の「私」と私の10歳の息子「ルート」のほんわかする物語です。ちょっと悲しいけど、やさしさで胸がいっぱいになります。素数とか平方根とか、10年以上忘れていた単語も出てきますが、わかりやすく物語に溶け込んでいるので数学に疎い私でもすんなり読めました。むしろ数学に興味がわきました。

 

 

 

夢を叶えるゾウ 

 

小説風の自己啓発本です。「自分を変えたい」「成功したい」と嘆くサラリーマンの前に突然表れたゾウの神様が、成功する為の課題を出していきます。普段自己啓発本を読まない人には絶対おすすめ。小説としてもおもしろいし、誰にでもできる課題ばかりなので実践しやすいです。できる限りの課題を実践しましたが、たしかに夢が叶いました。今でも落ち込んだときに読み返すバイブル的な本です。

 

 

 

ハリー・ポッターと賢者の石 

 

世界的な大ヒットになるだけのことはあってすごくおもしろいです。児童文学なので難しい表現はなくさらさら読めるけど、随所に伏線が張ってあり大人でも十分楽しめます。映画では描かれていないシーンもたくさんあるから、映画を見た人にもおすすめ。ハリーたちが大人へ成長していく過程もおもしろいです。

 

 

 

世界から猫が消えたなら

 

余命宣告を受けた主人公の前に悪魔が現れ、1日の寿命と引き換えに世界から何かをひとつ消すと言う。「電話」「映画」「時計」1日ひとつ消していく。そんな話です。死をあつかっているわりにはものすごく軽いタッチの小説です。設定に無理があるのでリアリティは全くないですが、読み終わったあとに、自分も家族もいつか世界から消えるんだなぁとしみじみ考えさせられました。

 

 

 

クライマーズ・ハイ

 

日航機墜落事故が起こったそのとき、地元新聞社の記者たちの戦いの話。全国紙との報道合戦、社内の派閥争い、時間との戦い。色々戦ってますが、個人的には社会部、政治部、広告局などの各部署との対立が会社員だったときの経験と重なってすごく共感できました。主人公は上司にもはっきり言い返すので、すっきりします。

 

 

 

秘密 

 

小学生の娘と妻が事故にあい、娘の体に死んだはずの妻の魂が宿る。結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのか何とも言えなくて、すごくもやもやします。タイトルの「秘密」という言葉が最後の方でのしかかってきて、本当によくできた話だと思いました。

 

 

 

告白 

 

終業式の日に女性教師が「娘はこのクラスの生徒に殺された」と告白するところからはじまります。次々と語り手が入れ替わり、次第に事件の真相が明らかになっていきます。中学生の残酷さが読んでいて痛々しいけど、怖いもの見たさでやめられない。衝撃の展開とスピード感でどんどん引き込まれます。

 

 

 

 八日目の蝉 

 

不倫相手の子どもを誘拐した女の逃亡劇。子どもを連れて逃げるうちに母性が芽生えてきて本当の親子のような絆が芽生えてくる。誘拐はもちろん悪いことだけど、誘拐犯の主人公に感情移入してしまって「逃げ切ってほしい!」と思いながら読みました。誘拐犯に育てられた子どものその後の視点も興味深く、一気に読んでしまいます。

 

 

 

悪人 

 

短大を出たばかりの保険外交員の女性が出会い系サイトで知り合った土木作業員の男に殺された。男は出会い系サイトで知り合った別の女性と逃亡する。殺された女性には殺されるだけの理由があって、殺した男はもちろん犯罪者だけど、本当は悪い人ではなくて…ものすごくやるせない内容ですが、いろいろ考えさせられます。

 

 

 

イニシエーション・ラブ

 

芸能人がテレビで絶賛して話題になって映画化までされた作品。発売当初に何の予備知識もなく読みはじめたときは、すごくつまらなかったです。淡々と描かれているよくある恋愛の話で、登場人物も普通で、大きな盛り上がりもなく、なんだこれと思いながら最後まで読んで、本当に最後の最後で「ん?」となる。読み終わると「なるほど、おもしろいね」となります。

 

 

 

サヨナライツカ 

 

婚約者がいながら赴任先のバンコクで謎の美女と恋に落ちる。地味で奥ゆかしい婚約者と官能的で奔放な美女を天秤にかけて綱渡りを楽しんでいるつもりが、日に日にのめり込んでいく様子がおもしろいです。バンコクの描写がキレイで、ものすごくバンコクに行きたくなりました。

 

 

 

アントキノイノチ 

 

高校を中退して心を病んだ主人公が遺品整理会社で働きはじめる。居酒屋で知り合った同い年のゆきちゃんもある出来事をきっかけに高校を中退している。遺品整理の仕事を通して主人公が心を取り戻していく様子もほっとするし、つらい過去にも屈せずひたむきに生きてるゆきちゃんにも勇気づけられます。「命」をテーマにしていますが、全体に漂うあたたかい雰囲気のおかげかサラリと読めます。

 

 

 

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

 

「世界の終わり」という話と「ハードボイルド・ワンダーランド」という全く異なる話が交互に進行し、最後に交わります。村上春樹の小説も好き嫌いが分かれると思います。明確な答えがなく、いつもすっきりしない終わり方です。 でも世界中にファンがいるだけのことはあり、独特の世界観や表現力には不思議な魅力があります。村上春樹を読んだことがない人には「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」をおすすめしますが、私が1番好きなのは「スプートニクの恋人」です。

 

 

 

 

以上です。

 

「次は何を読もうかな〜」と思ったときの選ぶ基準がアマゾンのレビューだったり、話題になっているものだったり、映像化されているものだったり、とにかくたくさんの人がおもしろいと言ってるものを選んでしまいます。失敗したくないので。

 

本当は「あまり知られていない隠れた名作」を探し出したいんだけど、探し方がわかりません。図書館に行って手当り次第に読んでればそんな本に出逢えるでしょうか?

 

見つけたらまた紹介します。